研究室ライフ

研究室選び

研究室に配属または仮配属されると、大学生活ではじめて大学での居場所が確保されます。これまでは、生協であったり、図書館であったり、情報戦略機構の演習室であったりしたかもしれませんが、羽渕研究室では自分の机と椅子が用意されますので、そこが居場所になります。研究室は、大学内での居場所なので、研究だけでなく、授業の勉強や資格試験や就職試験などのために利用したり、先輩や同期学生とのふれあいの場でもあります。
 3年生は11月が12月になると、取得単位を確認し、研究室仮配属が行われます。例年、第1希望は事前に公開記入欄に書くことによって表明します。あなたの研究室選びの第1ポイントは、研究内容、教員の雰囲気、研究室の雰囲気、研究室の方針、どれでしょうか?研究内容は最重要であることは当然ですが、高々1時間ぐらいの説明で本当に内容を把握できますか。きっと面白そうだなとか、自分にも興味が持てそうだなという程度ではないでしょうか。そうであれば、漠然としてても良いので、自分自身の興味のもてそうな研究室を選び、その中から教員との相性をよく考えて決めることだと思います。もし、あなたが大学院進学も選択肢の1つとして考えるのであれば、なおさらです。是非、教員や先輩と直に話して下さいね。
 4年生の4月に入るとすぐに、取得単位を確認し、研究室本配属が行われます。基本的には仮配属された研究室にそのまま本配属になります。仮配属から本配属にスムーズになれるように3年生で頑張って単位取得して下さい。

大まかなスケジュール

研究室ライフを有意義なものにするために、羽渕研究室では恒例行事と学生主体の行事が企画されます。1年間のおおまかなスケジュールから雰囲気を掴んで下さい。

3年次の11月(霜月)- 12月(師走) 研究室仮配属決定・通信を理解するための基礎的なプログラムを作成してみる 親睦会
4月(卯月) 研究室本配属決定・通信基礎ゼミ開始、 ゼミ資料 親睦会
5月(皐月) 研究会見学、進学・就職のいずれの道に行くのか決定
6月(水無月) オープンキャンパス
7月(文月) 論文講演発表ゼミ、研究室公開、暑気払い
8月(葉月) 卒業研究テーマ決定、OB&OG会、夏休み
9月(長月) 研究テーマに関するゼミ開始
10月(神無月) 先輩たちの発表練習を見学
11月(霜月) 研究にいよいよ打ち込む
12月(師走) 研究にひたすら打ち込む、忘年会
1月(睦月) 焦点を絞り、学会発表の申込み(テーマや概要を適切に書く、むずかしい)
2月(如月) 卒業論文完成、卒業論文発表、軽く慰労会
3月(弥生) 学会発表デビュー、卒業式、打上げ

研究室に入って

研究室に入るとゼミ日程を決定することになります。就職活動中の人は大変忙しい時期の到来です。歓迎会を行います。是非、先輩たちと友好を深めて。就職活動や進学にためになる話が聞けるかも。

スケジュール

5月下旬から6月はじめには、オープンキャンパスがあり、羽渕研究室もパネルで研究説明をします。主に先輩方が自分の研究を発表しますので、聴衆に混じって聞いてみましょう。また、6月には関東近辺で行われる研究会に参加し、どのような研究がなされているのか、どのように発表しているのか、などを考えながら学会の雰囲気を味わってもらいます。ここで、得たことをゼミに活かして下さい。とくに7月下旬には「論文講演発表練習」という著者になりきって発表するゼミがありますので、腕の見せ所になります。
8月にはOB&OG会が開催されます。参加人数は、毎年、OB&OGと現役学生合わせて25~30名といったところです。
 後期は研究まっしぐら、10月には研究テーマも決まり、ひたすら研究に打ち込むことになります。その成果は学会で発表します。ただ、締切日に間に合わない、発表するに足る結果が出ていない場合は、学会発表をしたくても出来ません。そうならないように頑張り、できれば国際会議発表にもチャレンジしましょう!
年を越えると、いよいよ修羅場になってきます。結果が見えてこないと焦りと不安が混ざり精神的にも疲労がピークになってきます。それを乗り越えると、卒論提出、卒論発表、学会発表を無事終えることができ、卒業式に辿り着けます。 この肉体的な疲労と、精神的な緊張が合わさる経験は、部活動での経験や受験での経験とは違う体験であると思います。失敗すれば就職や進学などは全て無に帰してしまうので、その責任の重さは過去に経験したことが無いほど半端ではないと思うからです。それを乗り越えた人たちは笑顔ですね。羽渕研では、皆さんは笑顔で卒業式を迎えています。