2024年度は以下の16名(+3)+教員1名で研究に励みます
アリフさん、清川さん、久貝さん、黄さん
小林さん、酒井さん、白幡さん、助川さん
馬場さん、濱野さん、平山さん、松藤さん
松本(和)さん、松本さん、谷田さん、山内さん
(以上 五十音順)
研究室紹介
研究室について
設立年月日 | 平成4年4月1日 |
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研究分野 | 情報通信工学分野 |
場所 | 茨城県日立市中成沢町4-12-1 茨城大学日立キャンパス S1棟4階401E,410,411室 |
アクセス | 常陸多賀駅より③④番バスにて15分 |
情報通信方式の設計
情報通信技術は人間の生活や心を豊かにする道具ではないでしょうか?この情報通信は大きくは3つに分類されるでしょう。1つ目は、人間が主体となってメッセージを直接作成または利用する形態(人-人間通信)、2つ目は人間が通信のきっかけを作るが内容作成や制御は機器が行う形態(半機器間通信)、3つ目は人間が(積極的に)関与しない形態(機器間通信)です。今や、ワイヤレス通信は携帯電話や無線LANなどのような人―人間通信に止まらず、車両・人体、白物家電などの情報交換のように半機器間通信や機器間通信にも使われつつあります。このようにワイヤレス通信の利用範囲は拡大を続けていますが、用途やサービスに応じてその形態は多種多様化しています。さらに、GPSやセンサーなどによるポジショニングシステムも高度化し、その位置情報に基づく通信形態が考えられています。 本研究室では、人間の生活や心を豊かにするために、情報通信の新しいコンセプトや伝送方式の研究を行っています。とくに、以下の3点について検討しています。
- 高度交通システムの情報通信方式:路車・車車間統合システムはどのように最適化できるのか? 基地局の存在しない非常時ネットワークでの情報共有はどのようにすれば良いのか? ユーザの存在位置に応じて取得情報量やコンテンツが変わる通信は可能か? 通信方式と位置情報の融合はどのような形となるのか? ブロードキャスト通信におけるパケット衝突や偽(誤)パケット挿入による効果と対策はどうか? など
- ワイヤレスネットワークアクセス制御法:光ワイヤレス(空間)通信システムはホームネットワークや水中通信のキーテクノロジーになりえるのか? 光ワイヤレス通信における情報伝送速度や信頼性を向上させるためにはどうすれば良いのか? 複数の変調法を融合した階層化通信は本当に使えるのか? など)
- 情報通信の基礎技術:M系列を基にした新しい拡大系列をどのように設計するか? ワイヤレス・モバイル通信環境におけてネットワークコーディング法は有効なのだろか? 秘密分散通信法において秘密情報とは別の情報を付加するにはどうすれば良いか? など)
教員 羽渕裕真
平成元年3月(1989.3)に埼玉大学大学院工学研究科修士課程、平成4年3月(1992.3)に理工学研究科博士後期課程生産情報科学専攻を修了。平成4年3月(1992.3)には学位論文「同期式符号分割多重通信方式における多重度向上に関する研究」により博士(学術)の学位を取得しました。
平成4年4月(1992.4)に茨城大学工学部情報工学科の助手として採用されました。平成10年4月(1998.4)より茨城大学総合情報処理センターの助教授となり、平成14年4月(2002.4)より茨城大学工学部情報工学科の助教授(准教授)に配置換えとなりました。
平成22年4月(2010.4)より茨城大学教授となりました。平成23年4月(2011.4)から平成25年3月(2013.3)まで工学部情報工学科長、平成25年4月(2013.4)から平成26年9月(2014.9)まで理工学研究科情報工学専攻長を務めました。(並行して、平成23年4月(2011.4)から平成26年9月(2014.9)まで情報工学領域長を務めています。) 平成26年9月(2014.9)から令和4年3月(2022.3)まで学長特別補佐(ICT・情報セキュリティ)を務めました。令和4年4月(2022.4)より副学長(情報・DX)/情報戦略機構長/図書館長に任ぜられ、現在に至っています。副学長の担当は令和6年4月(2024.4)より副学長(情報統括・セキュリティ)に変わりました。
平成7年3月(1995.3)には電子情報通信学会から学術奨励賞を受賞、平成19年10月25日(2007.10.25)にはYRP研究開発推進協会からYRPアワード YRP賞を受賞しました。
また、平成17年度(2005)には功労感謝状、平成19年度(2007)及び21年度(2009)には編集活動感謝状を電子情報通信学会基礎境界ソサイエティから受けている。電子情報通信学会、米国電気電子学会(IEEE)、信号処理学会の正員です。
平成23年度~平成24年度(2011.6-2013.5)には電子情報通信学会ITS研究専門委員会委員長、2003年~2004年にはIEEE東京支部理事(SAC)、平成26年度~平成27年度(2014.6-2016.5)電子情報通信学会WBS研究専門委員長、平成31年度(2019)電子情報通信学会東京支部次期支部長・令和元年度(2020)支部長、2019年~2020年にはIEEE Japan Council/Tokyo Section理事(Treasurer)・2021年~2022年はIEEE Japan Council/Tokyo Section理事(Past Treasurer)を務めました。
現在は、光ワイヤレス通信/可視光通信/照明光通信、高度交通システムにおける路車(者)間・車車(者)間通信、オンデマンド型ワイヤレスセンサーネットワーク、情報通信を支える同期システムや多値変調法、無線通信における高信頼化法に関する研究を行っています。
その他に、 学会でどのような仕事 をしているのかな。